文の構成 |
|
Lesson 002 |
目次
文
2つ以上の語 が集まって、1つの完結した思想や感情、状態などを表すものを 文 といいます。
主部 ( Subject ) と 述部 ( Predicate )
文は 2つの部分に分けることができます。文の主題となる部分を 主部、それについて述べる部分を 述部 といいます。
主部 | 述部 |
The book on the table ( テーブルの上にある本は ) |
is mine. ( 私のです。) |
I ( 私は ) |
love you. ( あなたを愛しています。) |
Tokyo ( 東京は ) |
is the capital of Japan. ( 日本の首都です。) |
慣用語法や命令文では次のように主部が省略されることがあります。
Thank you.
( ありがとう )
Take it easy.
( 落ち着いて )
Sounds like a good idea.
( よさそうなアイデアだね )
主語 ( Subject Word )
主部の中心となる語を 主語( Subject Word ) といいます。 上記の例文で示すと「 book 」「 I 」「 Tokyo 」が主語となります。 主語には 名詞 や 代名詞 のほかに、動名詞・不定詞 が導く句や 名詞節 などの名詞相当語句などが用いられます。
His son went to New York during the vacation.
( 彼の息子は休暇中にニューヨークに行った。 ) - [ 名詞 ]
The Sahara Desert is the largest desert in the world.
( サハラ砂漠は世界で一番大きい砂漠です。 ) - [ 名詞 ]
You and I start first.
( あなたと私が最初に出発だ。 ) - [ 代名詞 ]
Learning a foreign language is not easy.
( 外国語を勉強するのは簡単ではない。 ) - [ 動名詞が導く句 ]
To be a good teacher is not easy.
( いい先生になることはやさしくありません。 ) - [ 不定詞が導く句 ]
What I'm worried about is his health.
( 私の心配しているのは、彼の健康です。 ) - [ 名詞節 ]
述語動詞 ( Predicate Verb )
述部の中心となる語を 述語動詞( Predicate Verb ) といい、動詞がその中心となります。 述語動詞には 「 助動詞 + 動詞 」 や have や be を伴う 完了形・進行形・受動態 、さらに 前置詞 や 副詞 を伴う 群動詞 などがあります。
She plays tennis.
( 彼女はテニスをする。 )
I bought her a new car.
( 彼女に新車を買ってやった。 )
He can play the piano?
( 彼はピアノを弾けます。 ) - [ 助動詞 + 動詞 ]
She has already finished her task.
( 彼女は もう 自分の仕事を終えました。 ) - [ 完了形 ]
I am now watching TV.
( 私は今、テレビを見ています。 ) - [ 進行形 ]
She is loved by him.
( 彼女は彼に愛されている。 ) [ 受動態 ]
The car broke down on the highway.
( 車が高速道路で故障した。 ) - [ 群動詞 ( 動詞 + 副詞 ) ]
目的語 ( Object )
動詞の表わす動作の対象 (目的) となるものを 目的語 ( Object ) といいます。 目的語には 名詞 や 代名詞 のほかに、動名詞・不定詞 が導く句や 名詞節 などの名詞相当語句などが用いられます。
She opened a door.
( 彼女はドアを開けた。 ) - [ 名詞 ]
I deeply respect his honesty.
( 彼の誠実さ に心の底から敬意を表する。 ) - [ 名詞句 ]
They know me very well.
( 彼らは私を非常によく知っている。 ) - [ 代名詞 ]
She continued reading a detective story.
( 彼女は推理小説を読み続けた。 ) - [ 動名詞が導く句 ]
She agreed to go with him.
( 彼女は彼と一緒に行くことに同意した。 ) - [ 不定詞が導く句 ]
I think that you are kind to children.
( 私は、あなたが子供たちに親切だと思う。 ) - [ 名詞節 ]
補語 ( Complement )
主語( Subject ) や 目的語( Object ) の意味が不足している部分を補い完全な文にするための語のことを 補語 ( Complement ) といいます。 補語になる語は 名詞、形容詞、およびそれらに相当する語句 である。
I am a teacher.
( 私は先生です。 ) - [ 名詞 ]
上記のように主語について説明している補語のことを 主格補語 といいます。主格補語は主語と広い意味でイコールの関係が成り立ちます。( I = teacher )
They called her Susan.
( 彼らは彼女をスーザンと呼んだ。 ) - [ 名詞 ]
今度は 目的語 ( her ) を説明しています。このような補語のことを 目的格補語 といいます。目的格補語は目的語と広い意味でイコールの関係が成り立ちます。( her = Susan )
That's her, standing over there.
( あそこに立っているあの人が彼女です。 ) - [ 代名詞 ]
He was honest in business.
( 彼は仕事に誠実だった。 ) - [ 形容詞 ]
To know him is to love him.
( 彼を知ることは彼を愛することになる。 ) - [ 不定詞が導く句 ]
He sat singing and drinking merrily.
( 彼は楽しそうに歌い飲んでいた。 ) - [ 現在分詞 ]
He felt surprsed by the news.
( 彼はそのニュースに驚きを感じた。 ) - [ 過去分詞 ]
One of her hobbies is collecting foreign coins.
( 彼女の趣味の一つは外国のコインを集めることです。 ) - [ 動名詞が導く句 ]
The truth is that I have eaten your letter without reading.
( 実を言うと、私はあなたの手紙を読まずに食べちゃったのです。 ) - [ 名詞節 ]
修飾語 ( Modifier )
これまでに説明した 主語、動詞、目的語、補語 の4つが文を構成する主な要素ですが、これらを限定したり意味を付け加え説明するものとして 修飾語( Modifier ) があります。 修飾語には名詞や代名詞を修飾する 形容詞的修飾語 と、動詞・形容詞・副詞を修飾する 副詞的修飾語 があります。
7 - 1. 形容詞的修飾語
名詞や代名詞を修飾する形容詞的修飾語には、形容詞 や 形容詞に相当する 冠詞・名詞・代名詞・不定詞・分詞・動名詞・「 前置詞 + 名詞 」・形容詞節 などが用いられます。
She is smart.
( 彼女は頭がいいです。 ) - [ 形容詞 ]
He will be back in a week.
( 彼は 1 週間で帰ってくるでしょう。 ) - [ 冠詞 ]
The stock market rallied.
( 株式市場は回復した。 ) - [ 名詞 ]
My dream comes true.
( 私の夢はかないます。 ) - [ 代名詞 ]
He has no friends to help him.
( 彼には自分を助けてくれる友人がいない。 ) - [ 不定詞が導く句 ]
A barking dog isn't usually dangerous.
( 吠えている犬はたいてい危険ではない。 ) - [ 現在分詞 ]
I knocked on the locked door.
( 私は鍵をかけられたドアをノックした。 ) - [ 過去分詞 ]
There were some guests waiting in the drawing room.
( 数人の客が応接室で待っていた。 ) - [ 動名詞 ]
This is a magazine for boys.
( これは少年向けの雑誌です。 ) - [ 前置詞 + 名詞 ]
He was the only one who trusted me.
( 彼こそ 私を信頼した 唯一の人だった。 ) - [ 形容詞節 ]
7 - 2. 副詞的修飾語
動詞や形容詞・副詞を修飾する 副詞的修飾語 には、副詞 や副詞に相当する 不定詞・分詞・「 前置詞 + 名詞 」・副詞節 などが用いられます。
They lived happily ever after.
( 彼らは その後 幸せに 暮らしました。 ) - [ 副詞 ]
He went out to take a walk.
( 彼は散歩をするために外出した。 ) - [ 不定詞が導く句 ]
Hearing the news, she turned white with shock.
( その知らせを聞いたとき、彼女はショックで真っ青になった。 ) - [ 分詞構文 ]
I'd like to study in Europe.
( ヨーロッパで勉強したいんです。 ) - [ 前置詞 + 名詞 ]
She talks as if she knew everything.
( 彼女は まるで すべてを知っているかのように 話します。 ) - [ 副詞節 ]
英文法
![]() |
英文法の基礎を全 120 Lesson で徹底的に学習しよう。 |
英語フレーズ集
映画やドラマで英語学習
絵で見て覚える英単語
![]() |
例文/音声/絵を利用し、効率的に学習し記憶への定着度をアップさせよう。 |