不定詞の主語 |
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Lesson 038 |
目次
1. 不定詞の主語
3 - 1.for + 主語 + to 不定詞
不定詞の主語
不定詞は動詞に準ずるものであるため、必ず動作をする主体があります。これを表すものを 不定詞の意味上の主語 と言い、文中で明示する場合と、明示しない場合があります。
意味上の主語を明示しない場合
2 - 1. 主語が一般の人々や文脈から明らかな場合
This problem is easy to solve.
( この問題は解くのがやさしい。 )
To see is to believe.
( 見ることは信じることだ。= 百聞は一見に如かず )
2 - 2. 文の主語と一致する場合
She likes to work alone.
( 彼女は一人で働くのが好きだ。 )
He went to America to learn English.
( 彼は英語を学ぶためにアメリカへ行った。 )
2 - 3. 文の目的語と一致する場合
I want you to meet her.
( 私はあなたに彼女と会ってもらいたい。 )
意味上の主語を明示する場合
3 - 1. for + 主語 + to 不定詞
- 名詞用法
There's nothing better than for you to meet him.
( あなたが彼と会うにこしたことはない。 )
Her desire is for him to propose to her.
( 彼女の願いは彼がプロポーズしてくれることである。 )
for 以下で Her desire ( 彼女の願い ) を説明しています。
-
形容詞用法
This is the duty for you to fulfill.
( これこそ君が果たさなければいけない義務である。 )
The village people thought she was not a good example for their children to follow.
( 村の人々は、彼女は子供たちが見習うべき良いお手本ではないと考えた。 )
for 以下で a good example という名詞句を修飾しています。
-
副詞用法
He spoke slowly for everyone to understand.
( 彼は誰もがわかるようにゆっくりと話した。 )
This problem is very difficult for me to explain.
( この問題は、私には説明するのがとても難しいです。 )
for 以下で difficult を修飾しています。
3 - 2. It is + 形容詞 + of + 主語 + to 不定詞
不定詞の主語は普通 「 for 主語 」 で表しますが、「 ~ するのは、その人は ~ である 」 という人物に対しての話し手の主観を表現する場合は 「 of 主語 」を用います。
It is very kind of you to lend me some money.
( お金を貸してくれるなんて、本当に親切ですね。 )
It was careless of her to give him her home address.
( 彼に自宅の住所を教えるなんて、彼女は不注意だった。 )
この構文には次のように人の性質を表す形容詞が用いられます。
clever ( 賢い )
cruel ( 残酷な )
foolish ( 愚かな )
generous ( 気前の良い )
good ( 良い )
honest ( 正直な )
impolite ( 無礼な )
polite ( 丁寧な )
rude ( 無礼な )
stupid ( 頭の鈍い )
wise ( 賢明な )
wrong ( 間違った )
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